大規模修繕工事は、経年による劣化した部分を修繕し、建物の資産価値を守るために行うものです。
鉄筋コンクリート造のビルやマンションは、とても頑丈に見えますが少しずつ劣化していきます。
大規模修繕工事は新築後10〜15年で1回目、25〜30年で2回目を実施するのが一般的です。
建物の資産価値を守る、言い換えると「健康を長く保つ」ためには、大きな不具合が生じる前に計画的に修繕していく必要があります。
築3〜5年経過すると
平均的に、新築から3〜5年で鉄製の手すりなどに錆などのサインが現れはじめます。
3〜5年ごとにドアの枠や鉄扉、階段の手すりなど、鉄部の塗装を実施するのが一般的です。これは大規模修繕工事とは違い、鉄部をサビなどの劣化から守るための補修です。
築10〜15年経過すると
10〜15年経過すると外壁にひび割れが生じてくることが多くあります。
放っておくと亀裂がコンクリート内部にまで到達し、そこに雨水等が侵入することにより、鉄筋が錆び、さらに膨張してコンクリートを破壊することがあります。
外壁等のひび割れが複数箇所に見受けられるようであれば、まずは建物の調査・診断を検討しましょう。
大規模修繕工事の実施時期の目安がこの調査・診断でわかります。
まずは建物をチェックしてみましょう
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